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カードキャプターさくら #48「さくらとめざめた星の鍵」

その杖には、新しい力が宿っています。太陽でも月でもない、あなただけの星の力が。(クロウ・リード)

「第48話あらすじ」
友枝町に降り続く雨の原因を調べるため、ユエを自宅に呼んださくらとケロ。ケロは「よく知っているもの」の気配がすると言う。さくらたちは気配のする現場へ向かうが、やはり魔法は使えない。窮地に陥る中、さくらの魔力を解放したのはクロウの闇の力ではなく、さくら自身の星の力による呪文だった。

「カードキャプターさくら」が最初に放送されたのは、1998年。NHK-BSが初オンエアでした。それから地上波放送を経て、今回で3回目の放送になります。これを見ている多くの人は、さくらたちがこれからどうなるか、どんな結末を迎えるか知っているのです。

カードを全て集めたはずのさくら。その周囲に再び不思議な出来事が起こり始めます。エリオルの出現で小狼に強力な(恋の?)ライバルが登場したり、桃矢が雪兎に対して何かを伝えようとしていたり。一度見ている者には、その意味が手に取るように分かります。

では、見るのが二回目、三回目になってくると話が分かっているから面白くない、と言うとそうでもありません。「ドラえもん」では数十年もの間、毎回ひみつ道具を使って失敗(または成功)しています。毎回同じような結末になると分かっていても、面白いから見ているのです。

当時はデジタル化したアニメーションではなく、セル画を使って描いていたそうです。さくらの周りに発生する魔法陣も全て手描き。昔の技術ですので、デザインなどの古くささはありますが、そういうものを凌駕して面白いと言えるもの、また見たいと思わせる名作になれる要素が「カードキャプターさくら」には含まれています。

さくらカード編はまだ始まったばかり、一度見た人も、そうでない方も同じように楽しめる。時代を超えて楽しめる話、それはストーリーの王道ではないでしょうか。

使用カード:「火(ファイアリー)」
【2006年3月2日(木)放送分】

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