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丹下桜さん、声優復帰?

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『イース6〜ナピシュテムの匣(はこ)〜』のヒロイン役に

丹下桜(さくら)さんが、「PS2で発売予定の『イース6〜ナピシュテムの匣(はこ)〜』のヒロイン・オルハ役で出演する」と言うからさあ大変。

情報元:2004/09/28(火) WONDER-NET/Diaryより)
参考:声優業を休業してからの丹下桜さんについて
※ PSPに関しては桜さんが出演しているかどうかは分かりません。出演予定のPS2「イース -ナピシュテムの匣-」の発売は2004年12月から、2005年3月10日(木)になりました。

実に4年ぶりに声優業を再開するのでWONDER-NETの住人たちはその話題で持ちきりです。イースと言えば、パソコンユーザーにとって有名なゲームですね。それは私でも知っています。で、この「イース6」、2003年の12月にKONAMIがコンシューマーゲームに移植する権利を買い取っていました。 KONAMIと言えば、元々桜さんが所属していたレーベル。昔のツテを通じて、この仕事がやってきたそうですよ。

仕事振りに注目しよう

声優業の表舞台から姿を消して数年。普通のアイドル声優ならとっくの昔に興味を失って、他の声優に乗り換えているはずなのに、なぜ桜さんに限ってはWONDER-NETと呼ばれる会員制サイトに入会して、ファンサイトまでも作っていたのだろう。このニュースを見ながら、そんなことを考えていました。

入会した当初は歌が聴きたくて、それから惰性で続けていました。それなら今、自分がファンでいる理由は何と聞かれると、容姿や声ではなくて、「桜さんの仕事ぶりを見たいから」と答えます。

今、桜さんはフリーで歌手活動中心の仕事をしています。かつての「声優・丹下桜」で培ったファンの土壌を、大部分は失いました。けれども、そのまま残ったファンを今までの声優業界から一歩離れた場所へと連れて行き、声を使ってみんなが楽しめる「ほっとなごむ空間」作りをしようと四年間を費やしてきました。その代表作がWONDER-NETです。

声優時代にあった歌の良さがなくなりつつあったとか、WONDER-NETの運営に疑問を持ったりとか、ユニットANGELの終わり方は何だったんだ? とか、不満な点はいろいろ出てきます。しかし、フリーで四年間、声を使った仕事――桜さん風に言うなら「ボイスアーティスト」か――を破綻させずに、かつてのファンをつなぎとめているのは、もう花丸をつけても良いんじゃないかと思うくらいです。

芸能という移り変わりが速い世界で、ひとり立ちして四年。
もちろん、周りには作曲家の前澤さんやWONDER-NETのスタッフさんがついているから成り立っているのは忘れてはいけませんが、フリーの生活って、やろうと思ってもできることではないですよ。組織の息苦しさはないですけど、責任は全て自分に跳ね返ってきますからね。

WONDER-NETの状況とは少し違いますが、自分も、ひとりで仕事ができる状況に強く憧れています。そうしてネットを目の当たりにすると、状況はどうあれ、自らの才覚を生かしてフリーで活躍している桜さんがいる。自分には眩しすぎる環境で作品を生み出す人が、ネットを通して身近にいます。

だから、Cherry A La Modeシリーズや、今回のイース出演のように次々と仕事の幅を広げている姿を見ては、彼女の仕事ぶりに感心します。そうして自分自身にも問いかけるのです。

「今の俺の力で、仕事で何ができる?」、と。

声優業としての今後の展開を予測する

閑話休題。桜さんが声優業に戻るとなれば、アニメ化がされそうな「ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-」のサクラ姫役に出るのか? と誰もが期待します。シャオラン役には李小狼役のくまいもとこさん、サクラ姫役に木之本桜役のさくらさん。

お、二人並べると「カードキャプターさくら」みたいだ。当たり前か。

こうなれば自分としても素敵だし、ぜひ見てみたい。ただ、「ツバサ」にはCLAMPの他の作品のキャラクターも多く出てきますし、それら全ての声優さんを使うのかと問われると、これまた難しそうな問題です。CLAMPや講談社が「絶対ヒロインは『カードキャプターさくら』の丹下桜さんで!」と頼みこめば実現するかもしれませんね。

一方、「イース」はパソコンでは有名な作品です。例えばテレビ等のメディアで大々的に「パソコン版のイースがついにPS2にやってきた!」とKONAMIが宣伝を行い、声優業界には「あの丹下桜が出ている」という話題を振りまくことで多くのゲームファンと声優ファンの目を引く可能性もあるかもしれません。しかし、現時点ではアニメ化するかもしれない「ツバサ」に期待が集中するのも無理はないでしょう。

「ボイスアーティストさくら」として

国民的ヒット作「カードキャプターさくら」を越える素晴らしい作品にはめぐり合えない、いや、今後そういった作品が出る可能性が非常に少ないと自分は感じています。ですから今回の「桜さん声優復帰のニュース」は、今現在と、「イース6」発売時に話題を呼ぶだけで終わるのではないでしょうか。今回はKONAMIから仕事の受注が来たような感覚で、今後も少しずつ作品には出るけれども、それが昔の「声優・丹下桜」として活躍することには繋がらない、そう考えています。

WONDER-NETで目にするのは「声優・丹下桜」ではなくて、「ボイスアーティスト・さくら」。 フリーになった今、四年間を過ごしたWONDER-NETの世界に足をつけながら、外の大きな世界で仕事をするのだろうなと嬉しく思いつつ、今日も私はWONDER-NETにアクセスするのです。

(以上、2004年9月29日〜10月3日 Happy-go-Luckyの日記より抜粋)

おまけ・丹下桜さんの出演可能性

後日の日記にこんなことを書いていました。

「ツバサ」が2005年4月よりNHK教育でアニメ化になる、と正式に発表されてから微妙にアクセスが増えているのですが、ここに検索でやってくる人は「キャストに丹下桜さんは入るのか?」と考えた方が大半だと思います。

しかし残念。
それは、いちファンの自分には知る由もありませんので、あしからず。

ただ、個人的には「ツバサ」は小狼とさくらの姿をした別作品として捉えているので、桜さんは全く絡まないと予想しています。これから原作に「カードキャプターさくら」の世界がそのまま登場しない限り出演はない、と考えているのですが、果たしてどうでしょうか。

製作会社からのキャストの発表は、まだ先です。

(Happy-go-Lucky 2004年12月1日の日記より抜粋)

良かった、予想が当たってた。くまい@小狼、丹下@サクラの「ツバサ・クロニクル」を見られないのは惜しいけど……。

おまけ2「イース -ナピシュテムの匣-」について

ななめから見てみる「イース -ナピシュテムの匣-」レビュー。憶測だけで書いています。だってゲーム買ってないもん。

オルハ役の桜さん。エンドロールには「さくら」と表記されているそうです。
役柄はこれでも問題はないんだけど、声の質からしてオルハの妹のイーシャ役の方があっていたのではないか? という意見もちらほら。まあ、キャストが決まった時から言われていましたが。

イースに高橋広樹さんも出演していたんですね。高橋さんと言えば、ビッグショット所属の声優さん(注:現在は所属が違います)。確か、ビッグショットは桜さんも声優だった昔からつながりがある広告・イベント関連会社だったはずです。今でも「LIVE・WONDER」時に売っているお茶の販売元として名前が入っていたりします。

そうなると、高橋さんと桜さんが一緒に出ていたのは、このビッグショットも一役噛んでいたのかな。なーんて邪推してみたくもなります。しかも、RAINBOOKの山本容子さんも出演しています。もしかして、この周辺の関係者はかなり参加している?

ゲームの評価としては、名作と言えないまでも、イースシリーズの名に恥じない出来を誇るそうです。ただし、10数時間で終わるので、コンシューマーゲームに慣れた人にとってはとても短く感じるかもしれません。

ちょっと待て。
10数時間程度で終わって面白いなんて評価なら、それは社会人仕様じゃないか! 既にアマゾンの注文ボタンを押しそうな自分がそこにいるのですが……。

(Happy-go-Lucky 2005年3月12日の日記より抜粋)

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