丹下桜さん/カードキャプターさくらを推しています。現在コンテンツ再構築中。 管理者の雑記はこちら

切り札になれ!「LIVE・WONDER〜2004秋〜」

現地に着いて、目を疑った。
周りには今か今かと開演を待つ女の子の集団がいた。努力の甲斐があって、WONDER-NETにも女の子会員が増えたんだなぁと呑気に構えていてはいけない。

その正体は声優・高橋広樹ファンクラブ「Hi-Tension」のハロウィンパーティ。どうやら同じビルの違う階で開催していたらしい。

しばらくすると、「『LIVE・WONDER』で、桜さんにメッセージを届けよう」の企画で、色紙書きを予約していた方が何名かやってきた。今回は順調に、いやむしろ急かしてライブが始まる20分前に完成。会場内で販売されていたミニアルバム「FULL VOICE」と、キャラメルティーを迷った末に購入する程に時間の余裕があった。

しかし、このサイトの名前は「Happy-go-Lucky」。予想通り物事が進むなんて、ありえない。

場所は「LIVE・WONDER〜2004春〜」と同じ、恵比須イーストギャラリー。人数はざっと見て250人ほどで、男女比は30対1くらいか。上のハロウィンイベントと大違い。

目次

開演

4時過ぎに開演。
 オープニングポエムから「奇蹟の風」と、SAKURA’S CHATの始まりのような無難な立ち上がり。桜さんの服装は上が赤い服で、下が黒いドレスに見えました。首に真珠のネックレスのようなものがアクセサリーとしてかかっている。

そして一回目のMC。
 「今日はライブに来てくれてありがとう」「(当日は雨の予報だったけど)今日はみんながおひさまを連れてきました」「では、新曲を」と話して次の曲へ。

「Blue sky in the white canvas.」
「Future Dream」
「Make A Wish」
「ふたりの秋み〜つけた」

「Cherry A La Mode」シリーズより、WONDER-NETの方が聴きやすいと思えるのは気のせいだろうか。

LIVE・SAKURA’S CHAT

ライブではおなじみのSAKURA’S CHAT。ラジオの公開録音と同じようなものだ。

ハロウィンなので、仮装大会をやりたがる桜さん。「仮装している人は?」と会場に問いかける。そして、「ちょっと待ってね……」と、舞台を離れた。

手にしていたのは小さなプレゼント。桜さんの独断と偏見でベスト3の方にはお菓子のプレゼントをさしあげるとのこと。あらかじめ予防線を張ったかのように、「(仮装するのではなくて)私は迎える側、つまりお菓子をあげる役」と笑顔で述べた。

LIVE・WONDER〜2004秋〜仮装大会・ベスト3
第1位 魔女の小さな帽子とステッキを持った、しほちゃん
第2位 ジャックランタンの帽子を被った、さくらんぼくん
第3位 魔女の大きな帽子を被った、ウツキトウヤくん

※ ワンダーネーム風に発表しました。もしも名前を載せたくない場合は管理者まで連絡をお願いします。

三名の方には個別に舞台に来てもらい、それぞれ桜さんから直接プレゼントを手渡される。それは、ライブの思い出には十分すぎる程だろう。

話題は進む。
掛け声をかけてもらう「FULL VOICE」と、「Be ambitious!」の練習時間だ。

また、投稿メールの中には、色紙の話も登場した。

「もう色紙には書き込みしてるんですか?」
「やーちんさんの色紙は毎回恒例になっていますが」
「後で色紙を待っていますよー」

メールを出さずに、ライブで名前が呼ばれたのは、私以外にはいないに違いない(笑)。

旧曲メドレー

LIVE・SAKURA’S CHATの後は、旧曲メドレー。
フルコーラスで最後に2、3曲歌うのかな、と考えていたら、メドレー形式で数曲歌うらしい。曲は以前にWONDER-NETで、「LIVE・WONDER〜2004秋〜」で歌って欲しい曲をリクエストしており、その人気の曲順に準じている。以下、が選ばれた5曲。

Stand by Me
True Love
private link
CATCH UP DREAM
MAKE YOU SMILE

聴こえてきたのは原曲そのままではないけれど、懐かしい音。CDが読み取れなくなるほど聞いていた思い出の曲。聴くのに必死で、ペンを走らせることもできず、レポを取るのすら忘れていた。そして、堰を切ったように「Stand by Me」では手拍子が起こり、「CATCH UP DREAM」に至っては、昔の振り付けを間違うことなく椅子に座ったままでする人までも目撃。それも何人も。

旧曲の余韻はまだ続く

旧曲の圧倒的な存在感を残しつつ、桜さんは舞台を退く。そして、再び登場したときには、上着をチェンジし、白のショール(だと思う)を纏って「ハミングバード」を歌う。続いてみんなのうたでは、「FULL VOICE」と「Be ambitious!〜ビタミンガール & ミラクルボーイ〜」が流れる。事前に歌詞を配り、練習をしたからか、二曲とも手拍子で盛り上がる。それとも旧曲の効果がまだ続いているのか。

そんな中、桜さんが言う「では、最後の曲です。『光りの勇者』」

「So far away. You can fly away.」と、キーボードの村上さんの声から始まる「光りの勇者」。終わり方も、昨年のLIVE・WONDERと同じ、SAKURA’S CHATを意識したような終わり方だった。

湧き上がるアンコール。戻ってくるバンドメンバーと桜さん。

「次の曲は、座って歌います。『tune my love』」
 事前のリクエストでは「private link」と並んで第三位、アンコールという大一番に別枠で持ってきました。桜さんも好きな曲と言っていたし、破格の扱いに誰もが喜んだだろう。

バンドメンバーは客席から向かって左側がキーボード担当の村上さん(女性の方)。中央後ろがアコースティックギター担当の相馬哲也さん、一番右が同じくアコースティックギター担当の前澤ヒデノリさん、そして、中央にボーカルの桜さんという構成。

最後の曲は「みんなのうた〜FLAT OUT〜」、桜さんは「一緒に歌いましょう」と言っていたのだが、残念ながら、盛り下がっていたようにも思えた。これに関しては、 いちファンの自分たちは、聴くべきところはちゃんと聴いて、桜さんたちが一緒に歌おう、と思っているような曲は、一緒に楽しんで歌うのが良いと考えている。

今までの4回のライブに参加した方、コール表ならぬ、クラップシリーズを作ってくれる人をかなり募集中(笑)。

色紙が完成

話題を変えて、色紙の話を少々。
桜さん自らがライブ会場で発表した効果もあってか、終了後、会場内で再び色紙書きが始まった。ちらほら色紙を見ていく方も。色紙を締め切った後、会場の外に出て、サイトで公開するために色紙を撮影する。

しかし、事件はその時起こった。「色紙を入れる包みが行方不明だ!」

毎回色紙を書く時には、色紙本体と、色紙を入れる包みと一緒に持っているのだが、気づいた時には無残にも包みは水たまりにダイブ! 泥だらけの色紙包みを使うわけにも行かず、さりとて買いに行く時間もなく、仕方なく色紙本体をそのままスタッフがいるプレゼント受付ボックスに入れる。用意していた色紙包みは哀れ、恵比寿の街にあるダストボックスへと消える。

さよなら、色紙包み。

醒めて訪れる「このままで、いいのかな?」

声優時代の旧曲を聞いて、まず沸き起こったのは、「良かった。昔の曲もちゃんと聞けた」という歓喜だった。しかし、ライブが終わって醒めてくると「このままで、いいのかな?」という危惧だった。ライブで昔の曲が聴けた。それで満足じゃないか。と思う方も多々いるだろう。確かに、それは歓迎すべきこと。

上で演奏された声優時代の曲たちに比べて、今現在、演奏されている曲たちが与えるインパクトは少ない。現在のファンが声優・丹下桜の歌を聞いていたのは、10代後半〜20代前半の多感な頃。その頃の曲は全て心に残るというのも考えられ、今となっては(桜さんに限らず)感性が鈍くなっていることも考えられる。

それでもWONDER-NETは過去の遺産「声優・丹下桜」で生きている。そして、自分も含めて、過去のイメージをそれでも追っている。そんな印象を拭いされなかったライブに思える。会場内の旧曲での盛り上がりを見てもそう。旧曲と、桜さん主導の「FULL VOICE」「Be ambitious!」では盛り上がったけれども、最後の「FLAT OUT」でものり切れなかった(※)のを見て、「このままで、いいのかな?」との思いを強くした。

もちろん、新しい曲にも良い曲はある。だけど、歌詞を覚えるほど聞き込んだ、それほどのめり込ませるような曲があったかというと、話は複雑になるけれど……。

※ 繰り返しになりますが、「のり切れない」問題は、主宰者側ではなくて、ファンから見て「この曲で乗っていいのかな? 手拍子していいのかな」と考えることに起因するのかもしれません。

WONDER-NETの「切り札」

言葉には魂が宿ると言われています。これから生み出す歌や詩に、さくらさんの魂をも込められる作品が登場する・・・。そんな機会を願ってやみません。

ワンダーネーム やーちん(今回の「『LIVE・WONDER』で、桜さんにメッセージを届けよう」の色紙より)

真面目一徹で書いた今回の色紙のメッセージ。

ライブも年数回行われている今、私が望むのは昔と同じ。桜さんたちに良い曲を作ってもらいたい。数ヶ月で記憶の底へと追いやられるような曲ではなくて、何年も何年も心に刻まれる曲。名曲と呼ばれた声優時代の曲を上まわるような作品を作り上げて欲しい。

書き方は悪いが、東京で行う「LIVE・WONDER」は現在の会員をつなぎとめる為の、そして収益をあげるための「WONDER-NETの切り札」となっているのだろう。そうでなければ春、秋、そして冬と立て続けにライブを行うことは考えにくい。ただ、そのライブも旧曲と新曲の温度差を見る限りでは、現在作られている曲を聴く限りでは、「切り札」としての役目を果たせず、今後の活動が縮小化してしまうことも考えられる。

最後の奥の手、声優業復活のカードを切る前に、「ボイスアーティスト・SAKURAさん」としての名曲を聴いてみたい。それが私の小さな願いだ。

演奏曲一覧

――OPENING POETRY(奇蹟の風)――

01.奇蹟の風
02.Blue sky in the white canvas.
03.Future Dream
04.Make A Wish
05.ふたりの秋み〜つけた

――SAKURA’S CHAT――

――旧曲メドレー――

06.Stand by Me
07.True Love
08.private link
09.CATCH UP DREAM
10.MAKE YOU SMILE

――POETRY READING――

11.ハミングバード
12.FULL VOICE
13.Be ambitious!〜ビタミンガール & ミラクルボーイ〜
14.光りの勇者

――アンコール――

15.tune my love

――メンバー紹介――

16.FLAT OUT

――ENDING POETRY――

会場:恵比寿EAST GALLARY地下一階 / 2004年10月31日(日) 16:00開演

色紙の寄せ書きに協力していただいたみなさん

■ けいいちさん
■ まさきさん
■ Studio Chocolat/あいかさん
■ 無限の星空さん

■ 黒猫さん
■ 緋龍使いさん
■ よっくん さん
■ 青さん(でしょうか。名前を確認できませんでした)
■ エルベの蛍さん

■ YUKIKOさん
■ ウツキトウヤさん
■ 妖怪人間さん
■ たくみさん
■ 芽李さん

■ にさくらさん
■ アスターナさん
■ みらちゃん さん
■ 増子 さん
■ 草の葉物語さん

■ 冬の蝉さん
■ 代美乃(しろみの)さん
■ のっちさん
■ れあちぃず(丹下桜コピーバンド)/blissさん
■ さくらんぼさん

色紙の左上から順にワンダーネームで記載させて頂きました。名前を載せてほしくない方は連絡を頂けると幸いです。参加人数は合計25名。本当に本当に本当に、ありがとうございました!

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