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カードキャプターさくら #29「さくらのあまーいクッキング」

「小狼が帰ってくるまでに作って、びっくりさせようと思ったのに」
「……びっくり、したよ」(苺鈴・小狼)

「第29話あらすじ」
家庭科の授業で甘すぎるケーキができてしまった。それはさくらのクラスだけではなく、他の家庭科の授業でも起こっていた。翌週、再びケーキ作りに挑戦するさくらたち。昼休みになり、家庭科室を離れるクラスメイト。さくらと小狼だけが残り、原因となったクロウカード「甘(スイート)」を封印する。問題を取り除いた後には、ほどよい甘さのケーキが完成。みんなも大満足だった。

利佳ちゃんが寺田先生を好きな理由が分かります。それは、利佳ちゃんの父親は寺田先生と似ているから。父親は仕事の都合で家にいることは少ない。本当は、利佳ちゃんは父親の影を追っていることになるのかな。

アニメでは利佳ちゃんが寺田先生に一方的に憧れているのですが、原作では寺田先生と結婚の約束をしている、驚きの展開が待っているのです。しかも、結婚指輪まで手渡している! 漫画を読むと少女と対等にお付き合いができる先生として寺田先生は描かれているのですが、女児を狙った事件が多発する昨今、教職にいる人間も例外ではなく、原作通りの展開だと間違いなく「カードキャプターさくら」も槍玉にあがっていることでしょう。

国民放送としてシナリオを書き替えた結果が、父親に似ている寺田先生を一方的に慕う利佳ちゃんの姿。もしも「さくら」が民放で放送されていたなら、原作通りの展開もありえたかもしれません。

今回のクロウカードは「甘」。「甘」の力は、物を何でも甘いものに変えてしまうこと。その力は食べ物ではないものにも及びます。「甘」の魔力で一転、家庭科室はヘンデルとグレーテルも驚きのファンタジーな世界へと早代わり。

甘いの反対は、辛い。ということで、さくらちゃんが手に取ったのは、塩の袋。そして教室内を飛び回る「甘」に塩をまく。その姿はもはやギャグ。稀代の大魔術師・クロウリードの魔力が込められたクロウカード。それがスーパーで売っている、ただの塩にやられるなんて……。「クロウが作ったカードだ。簡単に破れるはずがない」という趣旨の台詞を小狼くんは常々述べていますが、その言葉の重みが吹っ飛んでしまいました。

それと、まいた塩はみんなが教室へ戻ってくる前に、ふたりで掃除したのでしょうか。このシーンを想像しただけでも微笑ましくなる瞬間です。

使用カード:なし
【2004年11月20日(土)放送分】

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