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カードキャプターさくら #21「さくらのながーいマラソン大会」

あなたは私のずっと後ろを、泣きながら走ることになるのよ!(苺鈴)

「第21話あらすじ」
友枝小学校のマラソン大会。長距離の走り方を知らない苺鈴は練習の末に大会に挑む。本番ではさくら、小狼、苺鈴が折り返し地点までトップを争っていた。しかし、「輪(ループ)」の力によって三人は折り返し以後、同じ場所を何度も走ることになり、苺鈴は足をくじいてしまう。そして、「輪」を捕えたさくらたち。マラソンは最下位になってしまったが、三人の顔は充足感にあふれていた。

苺鈴ちゃん、あなたのその自信はどこから来るの?
100メートル以上の長距離を走ったことがなかった苺鈴ちゃん。マラソンの練習前に豪語したものの、最初からツインターボも真っ青の全速力で運動場のトラックを駆け抜けます。当然、結果は最後にバテて倒れてしまいます。

しかし彼女もただでは起きません。マラソンのコツを聞いたあとは元々の運動神経も相まって、当日の大会ではかなりの成長振りを見せます。そりゃあ、前回も「闘(ファイト)」のカードと互角に戦っていましたから、勘どころは良いですよ。残念ながら、苺鈴ちゃんの夢――小狼くんとのワン・ツーフィニッシュは叶いませんでしたが、大好きな小狼くんにおぶさってゴールすることになりました。

苺鈴ちゃんはクロウカードを目の前にしても小狼くんを応援することしかできません。同じく魔力のない知世ちゃんは、さくらちゃんのサポート兼趣味のさくらちゃん撮影というポジションを確立しています。今回は、足をくじいていたとは言え、小狼くんとさくらちゃんが互いの魔力を駆使して「輪」を捕まえる場面では何もできませんでした。何気なく描かれているこのシーン、私にとっては、今はまだ小さな違和感を覚えただけかもしれません。しかし、共に強力な魔力を持つさくらちゃん、小狼くんに挟まれて、これからの苺鈴ちゃんをとりまく周囲の環境は、魔法を使わずに自分の存在を前面に押し出していかなければ辛い展開になる。そんな兆しを感じた場面です。

マラソン大会で、物語の舞台となった友枝町内のいろんな場所が登場します。
さくらちゃんが語っていましたね。小学校を出て、真樹さんのTWIN BELLSの前を通り、ペンギン公園(友枝中央公園)に行き、桜並木道のところで折り返し、図書館を横切り、また公園を通って学校へ戻るのです。残念ながら、方角までは出ませんでしたが、今後、もっと詳しい状況が分かるなら、さくらちゃんが活躍した友枝町の地図を作ってみたいですね。

使用カード:「剣(ソード)」
【2004年9月11日(土)放送分】

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