それに、カード全部集めるって、自分で決めたんだもん。(さくら)
「第39話あらすじ」
風邪をひいたさくらは病を押して登校するが、早退することに。しかし、家で休むさくらはクロウカードの気配に気づき、ベッドを抜け出す。小狼や苺鈴に助けられつつ、封印したのは「雲(クラウド)」。そして、小狼は手に入れたカードをさくらに渡す。家に帰り高熱にうなされるさくらに対し、天国から来た母の撫子が熱を下げ、翌日には元気が戻った。
発掘作業で家を離れる藤隆父さんに心配させまいと、気丈に振舞うさくらちゃん。さくらちゃんの心の重荷にならないように「忘れ物をしたので」と理由をつけて帰った藤隆父さん。困った時には、天国から突然現れる撫子母さん。そして、さくらちゃんが何か大事な使命を抱えている――クロウカード集めに他ならないのですが――それを知りながらも、彼女を影で支える桃矢兄ちゃん。それぞれが、それぞれの立場からさくらちゃんを見守っています。
カードキャプターには、風邪でも立ち上がらなければならない時がある。
最初の頃からは考えられないほどに、カードキャプターとしての責任感がさくらちゃんを支えます。ケロちゃんがさくらちゃんを止める側に回っていますから。いっそ今日は小狼・苺鈴コンビに任して、ケロちゃんに封印の杖を使えるようにしてもらえばいいのにと思っていました(それでは話が成り立たないけど)。
よく頑張ったとばかりに捕まえた「雲」のカードを渡す小狼くん。これにはさすがに驚いた。小狼くんの手持ちカードは「時(タイム)」、「戻(リターン)」、「駆(ダッシュ)」など、時を操るカードを中心に強力なものばかりだから、「雲」を持っていても大して意味がないのは分かります。
照れ隠しに「どうせ、最後は全部俺の物になるんだし、今だけだ」と赤い顔で強がる小狼くん。ここで、とある掲示板で見かけた面白い発想をひとつ紹介。
テレビ放送を見ていると、小狼くんが次第にさくらちゃんに惹かれているのが良く分かります。小狼くんは大魔術師クロウ・リードの血を受け継ぐ少年。占いや予知の力もある程度は持っているでしょう。知っている方も多いですが、クロウカードを全て集めた後も、さくらちゃんたちの物語は続きます。小狼を追いかける苺鈴。さくらに惹かれる小狼。雪兎に憧れるさくら。運命は果たして……。
そうか、この台詞。「クロウカードの持ち主ごと俺のものにする」という隠れた意味があったのかー!
小僧の野望が実現する日はやってくるのでしょうか。
使用カード:「鏡(ミラー)」、「翔(フライ)」
【2005年2月5日(土)放送分】
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