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カードキャプターさくら #18「さくらと雪兎と夏祭り」

お祭りだったら人出も多いし、夜遅いと危ないし、心配。
優しいね……、お兄ちゃん。(雪兎)

「第18話あらすじ」
夕飯の材料を買いに行ったさくらは、帰りに月峰神社で祭りがあることを知る。その夜、さくら、知世、桃矢、雪兎の4人で夏祭りに出かけることになった。神社で出会った山崎や千春、小狼と合流して祭りを楽しむさくらたち。雪兎とさくらは二人きりで、月峰神社の近くの森へ入る。幻想的な世界の中で、クロウカードの「灯」(グロウ)がそっと明かりを灯していた。

高校野球で2週間放送が延期されたことで、物語が現実の世界と平行して展開することになりました。夏場で2週間は遅れるだろう、と思って当時から製作していたのでしょうか。だとしたら、やるなNHK。

冒頭では珍しくさくらちゃんの保護者のように振舞うケロちゃんの姿が。保護者モードのケロちゃん名セリフ集から始めましょうか。

  「夏休みやゆうて、ダラダラと寝とったらあかんがな!」←その通りだ。
  「夢は大事なもんなんやで。特に力のある者の夢は予知夢である可能性が高い」←伏線です。
  「こら夏休みの最終日に地獄見るな」← ……。

8月31日。夏の風物詩が日本各地で、そして友枝町で展開されることでしょう。

今回の放送も16話と同じように、一つ一つの出来事を丁寧に描いていて、最後までクロウカードの気配すら出てきません。小狼くんも桃矢くんとの祭りの輪投げ争いに必死でカードに気づいていない様子。でも、このふたり、運動神経抜群で手先も器用なはずなのに冷静さを欠いて全く輪投げが入らないのが笑えます。

まるで蛍の役目を果たして、さくらちゃんの心に深く刻まれるクロウカードになった「灯」ですが、別にカードでなくても、本当に蛍の群れでも話が続けられるのですよね。夏祭りで心が開放的になっているのか、それとも「灯」が描き出す光と闇のイリュージョンに心が躍らされたのか、さくらちゃん、ついに、ついに、雪兎さんに告白しちゃうのかぁー!

何を言おうとしたのかは結局分からずじまいでしたが、大好きな人との二人きりの空間を共有できたのは何にも代えがたい思い出だったでしょう。そして、さくらちゃんの周りにいる素敵な仲間たち。魔法少女の物語ではなくて、友枝町に住む心優しい住民たちの夏物語。テレビの前にいるみんなが、さくらちゃんやその仲間たちと出かけてみたいな、と感じるような話でした。

友枝町の存在、それ自体がひとつの魔法のようなものかもしれませんね。

使用カード:なし(封印にのみ「灯」(グロウ)が登場)
【2004年8月21日(土)放送分】

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