特別なことをする時は、特別な服を着なければ。（知世）
「第2話あらすじ」
「翔（フライ）」を使って空を飛んでいる所を友人の大道寺知世に目撃され、「カードキャプターさくら」になった秘密を打ち明けたさくら。その夜、二人が通う友枝小学校では「影（シャドウ）」の仕業による不思議な事件が起こっていた。さくらと知世、そして封印の獣ケルベロスは「影（シャドウ）」を捕まえるために奮闘する。
仲良くなりたい人に対して親しくなる方法。
それは、自分が抱え込んでいる秘密などを話すこと。これを「自己開示」というのですが、これを行うと「ああ、オレに対してコイツはこんな秘密を打ち明けてくれたんだ」と親しみを持ち、「じゃあオレも……」と互いに秘密を打ち明け、仲良くなることがあります。
と言うわけで、実践講座です。よし、それなら秘密をバラせばいいんだな。
「実は俺、アニメの『カードキャプターさくら』のヒロイン・さくらちゃんが可愛くて可愛くて可愛くて仕方がないんだ。結婚したいんだけど、どーすればいい？」
この心理学の効果の程は、みなさんの判断におまかせします。
閑話休題。
作りこんでいた第一話と比べてさくらちゃんの顔の作画が微妙に崩れています。特にギャグの部分などの簡略化した顔のアニメーションで目立ったのは残念です。と言うのも、今回はさくらちゃんより力を入れているのは、さくらちゃんの友人、大道寺知世ちゃんだからこそ。彼女はビデオ撮影、そして服をデザインするのが趣味の、大道寺家のお嬢様なのです。
さくらちゃんは知世ちゃんに空を飛んでいるのを目撃され、その姿をビデオにまで納められてしまいます。そして、クロウカードを集める「カードキャプターさくら」になってしまった事を知世ちゃんに話します。
さくらちゃんが魔法を使えなくても、知世ちゃんと何でも話し合える素敵な親友の関係にきっとなれたでしょう。でも、「カードキャプター」という秘密を抱え、知世ちゃんの機転とさくらちゃんの魔法――二人で協力して「影（シャドウ）」のカードを捕らえた秘密――が二人の間をより縮め、親友へと成り立たせる大きなきっかけになったに違いありません。
使用カード：「風（ウィンディ）」、「翔（フライ）」
【2004年4月17日（土）放送分】
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