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カードキャプターさくら #32「さくらとケロと小狼と」

「それとも僕が信じられないって言うのかい?」(小狼の姿で・ケロ)

「第31話あらすじ」
「替(チェンジ)」を捕まえる際に、「替」の魔力でケロと小狼の精神が入れ替わってしまった。しかし、翌日には元に戻せるとケロが説明する。ゆかいな小狼と真面目なケロ。心だけ入れ替わった二人は、それぞれの自宅で、または学校で騒動を起こす。翌日の夕方にはさくらが「替」を発動させ、二人を元の姿に戻した。

小狼くんの不慣れな関西弁。そしてさくらちゃんまで、二度と聞けないだろうおかしな関西弁を話している貴重な回です。ケロちゃんは関西弁から標準語まで、そして女の子の声まで上手いですね。これぞ声優。演技者の実力を存分に発揮できる回でもあります。

冒頭でクロウカード「替」を一緒に抱きかかえたことで、ケロちゃんと小狼の精神が入れ替わりますす。これだけだと見ている子どもたちは「ああっ、どうなっちゃうの!?」と心配することは想像に難くありません。そこで、ケロちゃん(小狼の姿)が明日には『替』の魔力が切れることを、小狼くん(ケロの姿)に伝えます。

この効果が大きい。
これで、たった一日我慢すれば元の姿に戻れるのだから、真面目なケロちゃんと、イントネーションの違う関西弁を話す奇妙な小狼くんの珍騒動を安心して見られるのです。もしも戻し方が分からないとなれば、知世ちゃんのように、のん気に二人の漫才を楽しんでいる場合ではなく、自体は一気に深刻な事態へと変化します。

それにしても、ケロちゃんを一瞬で見破った知世ちゃん。さすが、さくらちゃんのことなら、爪を切っただけでも分かるだけの観察眼を持っています。その知世ちゃんの目を持ってしても、ケロちゃんがすり替えられた時にはしばらく気づかなかったけれど。しかもケロちゃんは自分の体なのに、どうして羽がないと気づかないんだ。

完全なコミカルで描いた32話。おもいっきり笑って、楽しんでください。

使用カード:「替(チェンジ)」
【2004年12月11日(土)放送分】

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