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カードキャプターさくら #44「さくらとケロと不思議な先生」

世の中には、偶然なんてねぇよ。
あるのは、必然だけね。(桃矢・歌帆)

「第44話あらすじ」
友枝町の弓道大会に雪兎が出場するので、弁当を作ってさくらたちは応援に行く。大会は雪兎の優勝に終わり、終了後、観月先生とケロが出会う。観月先生がクロウカードの関係者であること、さくらなら「最後の審判」を乗り越えられるはずだと二人の間で語られた。やがて夕方になり、帰途に着くさくらたちの前に現れたのは、最後のクロウカードだった。

クロウカード編のラストに向かって、ここからはシリアス一辺倒です。
友枝町の平和な一日は序盤で幕を降ろし、「さくらの一番長い日」が始まります。

弓道大会決勝ではなんと、雪兎さんと観月先生が対決。どちらもキャラとしてはミスしない人間だからなぁ、勝負は長引きそうだと予測します。でも、魔力のない雪兎さんと、月の魔力を持つ観月先生では、やっぱり雪兎さんが不利でしょう。と、思ったら観月先生、矢を外しちゃったよ。

そしてケロちゃんがとうとう観月先生と出会います。
一度、結末を見たから余裕を持って私は見ています。しかし、予備知識がないままこの放送を見ているならば、この時点では絶対観月先生が「最後の審判」を執り行う存在としてさくらちゃんの前に立ちはだかるのかな、と考えてしまいますね。それくらいに今までの行動が怪しすぎますから。李下に冠を正さず。

「カードキャプターさくら」には、根幹となる台詞や声に出したい名言がたくさん出てきますが、今回、取り上げた台詞もそうでしょう。

クロウカードの作り手、クロウ・リードの考えは「世の中に偶然なんてものはなく、全ては必然です」というもの。そう、桃矢くんと観月先生の台詞と同じ。さくらちゃんがカードキャプターになることも、小狼くんや雪兎さんと出会うことも必然。桃矢くんがさくらちゃんの行く先々アルバイトをしていることも。さくらちゃんの人生において、すべからく存在しなければならない出来事なのです。

現実生活にも当てはまる節はあります。今、自分が為していることの延長が将来に続くのだから、偶然なんてものはないのかもしれません。しかし逆に、自分では想像できない災害――地震や津波など――に遭遇した時、これも必然だったと言えるでしょうか。否、「ふざけるな! そんな必然があってたまるか!」と吼えるでしょうね……。

偶然と必然。予想以上に深い意味を持つ言葉です。

使用カード:なし
【2005年3月19日(土)放送分】

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