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カードキャプターさくら #41「さくらと小狼と砂の海」

「でも、このカードは李くんのだよ。はい」
「あ、後で後悔しても知らないからな」
「うん!」(さくら・小狼)

「第41話あらすじ」
学芸会でさくらのクラスは「眠れる森の美女」をすることになった。王子はさくら、姫は小狼という配役となり、ふたりは早朝練習を始める。練習の最中、クロウカード「砂(サンド)」が割り込んだが、二人で協力して封印し、さくらは捕えた「砂」を小狼に譲るのだった。

41話のMVPを決めるなら、間違いなく「砂」のカード。よっしゃあ! 演劇にしろ、「砂」は二人のキスシーン(未遂)をよく止めた! 教育委員会も「砂」を応援しているぞ。

14話と同じような、王子が女子、姫が男子と入れ替わった劇をすることになりました。「俺は王子なんて嫌だぞ」と小狼くんが言えば、姫になってもっと困惑し、さくらちゃんは王子になって驚くわけで。こうなると観月先生が、ふたりをくっつけようと仕組んだに違いありません。山崎くんが姫なら、果たしてさくらちゃんは同じように演技をしたのだろうか……。

何かにつけてさくらちゃんが気になるこの頃の小狼くん。さくらちゃんから劇の練習に誘われたなら、断る理由はありません。演劇の練習では、さくらちゃんの熱の入った演技にどきどきでしたが、ことクロウカード封印においては、立場が逆転します。このギャップが良い。例えば、「砂」の攻撃で、砂の海に落ちてしまった小狼くんをさくらちゃんが助けに行こうとする所。たじたじになっていた小狼くんがさくらちゃんを圧倒する。姫と王子の役割が入れかわる場面が見ものです。

さくらちゃんには、クロウカードを集める使命があります。けれど、集めたカードは決して自分のために使うのではなくて、強力なカードたちを捕まえる手段として使います。他人のために使ったことはあるけれど、遅刻しそうになっても「翔(フライ)」を持ち出さないように、自分のために使うことはありません。

小狼くんも同じく災いが起こるのを防ぐためにクロウカードを集めています。決して私利私欲のためではありません。今はさくらちゃんも小狼くんのことを信頼しています。小狼くんのことを尋ねると、「私の大切なおともだちだよ」と答えるでしょう。だから、友達ふたりでクロウカードを持っていれば安心な訳で、さくらちゃんにとっては、カードを全て自分が持っていることには頓着しないのでしょうね。

捕まえた「砂」を笑顔で手渡すさくらちゃん。さくらちゃんの思いやりに触れる小狼くん。小狼くんのクロウカードが増えるたびに、さくらちゃんへの想いも募らせてゆくのです。

使用カード:「翔(フライ)、水(ウォーティー)、凍(フリーズ)」
【2005年2月19日(土)放送分】

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