なまけもの、やる気になったかな。(小狼)
「第13話あらすじ」
ペンギン公園にある大きなすべり台が何者かによって、一夜にしてひっくり返されていた。不思議に思いつつもさくらは動物園へ遠足に行く。動物園で楽しむさくらたちは、「力(パワー)」のカードが力持ちの相手を求めているのを見つける。綱引きで勝負するさくらだったが、小狼の助けがあったとは知らず「力」をカードに戻す。封じた「力」を使い、すべり台も元に戻したさくらであった。
さくらちゃんたちの仲よし五人娘の世界が、そして男の子たちの世界がよく分かる話。縦ロール髪の千春ちゃんがさくらちゃんたちのリーダーなんですね。本当は知世ちゃんの方がふさわしいような気もしますが、さくらちゃんに夢中だから興味がないのかな。利佳ちゃんは相変わらず寺田先生に熱を上げているし、奈緒子ちゃんは怖い話が好きという設定がよく分かる話です。
一方、少年たちの班は山崎くんがリーダーでなまけものを観察します。小狼くんは真面目な熱血漢。お~い、「なまけものはやる気になったら時速100キロで走る」山崎くんのホラ話を信じてますがな! なまけものをキラキラした目で見つめている小狼くん、もはやクロウカードなんてどうでもいいとばかりに檻の中を凝視しています。
しかしクロウカードを集める使命は忘れていなかった。反則カード(勝手に決め付けているけど)の「時(タイム)」を使ってさくらちゃんのピンチを助けます。前回登場した、時間を早めたり遅くしたり巻き戻したりする力に加えて、時間を止める力まであるし、魔力を持つもの(さくら、ケロ)ですら魔法にかけてしまうという計り知れない力を持っています。これさえあれば、他のカードのほとんどは小狼くんには必要ないですね。恐るべき「世界(ザ・ワールド)」 時よ止まれッ!(漫画が違う)
影から「力」の力を封じたけれど、その功績をさくらちゃんたちに誇示するわけでもなくサポートに徹します。もしも、カードの力を封じたことをさくらちゃんたちに伝えたならば、「力」のカードも小狼くんの物になっていたに違いありません。しかし、そんなカードよりも、今はなまけものが気になって仕方がないのです。
「――そしてヤツは動き出す」
なまけものが動くのを信じて持ち場に戻ったことでしょう。
ちなみに、今回のさくらちゃんの封印解除の呪文も、第1回と同じように「真の力を我の前に示せ」と唱えています。もしかしてアレンジなのでしょうか。それとも「力」の回だけに、そう唱えたかったからなのでしょうか。
使用カード:「風(ウィンディ)、跳(ジャンプ)、時(タイム)」
【2004年7月3日(土)放送分】
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